育む
育む
「 力 」ぐんぐん。
カラダもココロも一体となって多様な体験ができる環境は、子どもにとってとても大切です。子どもはその経験を蓄積して、再構成したり、連携をさせて、目には見えない大きな力をグングンと成長させていきます。 それは子どもの表情を見れば一目瞭然ですね。
下記は主に子どもに育んでほしいと願っている「大きな力」とそれにかかわる活動の例です。それぞれの活動は子どもの意思を尊重して、楽しみながらワークショップやアート、体験活動として進めています。その展開やスタンスもその場の子どもたちによって方向づけられます。
●ソダチの森のこどものための環境づくり
•野の花屋さん 水車の畑
•寺家の山の展覧会プロデュース
•みんなのはしごをつくる
•たんぼパークをつくろう
•森のこども劇場
●寺家町のさくらまつり「子どものテンポ」
●横浜市協働事業子ども参画実践
社会コミュニケーション力
感性と創造力
自然科学力
元気力
●五行のワークショップ
●映画づくり
●森の夜話しの会
•気持ちを模様であらわそう
•寺家のお茶会
•音楽からの創造
•山土でやきものをつくる
•自然の資源ー寺家のお土産の開発 など
●水辺の生き物調査
●自然の姿〜ミクロとマクロ
•森のメッセージブック
•自然のキャラクターのデザイン
•農 育てる〜食べる など
●ワークショップツアー
•山の忍者修行の巻
•川舟をつくってレース大会
•収穫祭〜大地の恵をいただく
•炎のワークショップ
•マジョナベ〜染める〜
•森でゴロ寝の会 など
子どもの体験とそのプロセスを
活動の指針として「自然の中で素(モノ)と行(コト)を的にしてトコトン体験しよう。」と掲げています。それは今までの活動スタイルでもありますが、ドン!と前において取り組みたいと思います。
子どもは体験で技術や表現の方法を学びながら、自然 空間で豊かな感性を育んでいます。そして、もう一つ子どもに育んで欲しい大切なものがあります。それは、シンプルに素(モノ)と行(コト)に向き合う中 で、原理的なところに自分を一旦もどすこと、そして、あらためて自分のありかたを考えたり、今の生活や社会観を新たに捉えるチカラを育むことです。原理的 にハジマリの体験とでも言うのでしょうか、じっくり取り組む時間の中で、「こうだったんだ!」「なんでだろう?」「こうじゃないかな?」と発見と共に何か を浮き彫りにします。有形無形、見えなかったことが見え始めてきます。例えばですが、「火」にひたすら向き合うことで「熱」や「姿」など物理的な面や、 「コントロール」や「利用法」などの技術的面も知ることもできます、それも大切ですが、でもそこからです、「火」に向き合いながらある子どもは「僕の家の 火は煙が出ないぞ!」とか「家にいったいどこから来ているの?」さらに「火が出ない家はないの?」「どこの国もみんなそうなの?」と想いを巡らせるかも知 れません。そして「それを知りたい!」とか「次はこう試したい!」と発意も生まれます。それは何かを自分から行うための創意となって、次に行動や実践へと 自分を移すことができる起点となると考えています。
今、子ども達には、このようなプロセスの体験の繰り返しが大切だと感じています、それは、自分の道を切り開くための大きな力の一つになると思うからです。
※過去に取り組んだワークショッププログラムの例です。